WeWorkは働き方を変えるか?

ニューヨーク発のコワーキングスペース「WeWork」が、いよいよ関西に進出する。10月17日に商業施設部分が開業する複合ビル「なんばスカイオ」(大阪市中央区)の26-28階に入り、12月からサービスを始める。

「WeWork」は、日本初進出となる「アークヒルズサウス」(東京都港区)を2月に開業させた後、すでに東京都内に6カ所を出店済みで、今後は大阪のほか、横浜や福岡への進出も決まっている。大阪の初弾がミナミになった理由として、WeWork側は「関西国際空港へのアクセスの良さ」を挙げているが、オフィスが集積するキタは新規の大型オフィスの供給が当面なく、既存の大型ビルも空室が皆無のため、受け皿がなかったからともいえそうだ。

【WeWorkが入る「なんばスカイオ」】

「WeWork」以外でもコワーキングスペースの開設は急拡大している。国や自治体の起業支援もあり、フリーランスなどで働く人が増えているほか、クラウドコンピューティングの普及でノートパソコン1台あれば仕事ができ、働く場所を選ばなくなってきていることも大きい。また、自社完結型から異業種とのコラボレーションを重視する「オープンイノベーション」の広がりも後押ししている。

シェアリング・エコノミー(共有経済)が一般化する中、民泊やカーシェアリング、クラウドファンディングなどに続いて、オフィス空間もシェアする対象になりつつある。コワーキングスペースという開かれた場をどう捉えるか。空間の問題だけでなく、優れた人を複数の企業やプロジェクトでシェアする人材の問題でもある。