「この記事の続きは…」はムカつく

インターネットの記事を読み進める中で、「この記事の続きは、有料会員のみが閲覧できます」と出てくると、正直ムカッとする。新聞や雑誌のネット記事などで、このような仕組みは一般的だが、お金を払って続きを読もうと考えるよりも、基本的に無料で記事を読めるインターネットの時代にケチケチしやがってとしか、思えない。

そして困ったことに、このビジネスモデルを私はまさに自社が運営するメディアで採用している。世の中に「ムカッとする」種を日々まき散らしていると思うと、とても気が重い。

言い訳になるが、一般の人向けのメディアであれば、アクセス数を稼ぎやすいので、全記事を無料にして広告収入でやっていく道も考えられる。といっても、紙媒体の一般メディアの中で、電子化して成功した事例は少なく、険しい道であることは間違いないが。

一方で、弊社のような基本的にプロ向けメディアの場合、アクセス数を爆発的に伸ばすことは難しい。PV数に連動した広告収入だと、これでは勝負にならない。読者の業種が絞られていることを強みに、単純なPV数とは違った評価をしてもらえればいいのだが、弊社の力不足もあり、現状はそうなっていない。

ただ、そうは言っても、続きは有料会員のみという現状に違和感というか、このままではいけないという危機感は常に持っている。ただ、どのような形にすれば良いかが、見えていないだけだ。「この記事の続きは…」というイマイチなやり方を止められるような方法はないのか。インターネット時代におけるメディアのあり方の模索は続く。