台北の超高級マンション・陶朱隠園は想像以上のインパクトだった

週末は台湾に行ったので、以前から気になっていた台北の超高級マンション「陶朱隠園(Tao Zhu Yin Yuan Tower)」を訪ねた。場所は台北中心部の信義地区。台北市役所や、高さ509㍍の超高層ビル「台北101」があるエリアで、地下鉄・板南線の市政府駅から歩いて約7分の位置に建つ。

何が凄いって、写真の通り、建物中央のコア部分を中心に各階が少しずつ回転したねじれ形状のデザイン。建物は21階建てで、各階が4・5度ずつ回転、1階と21階では4・5×20=90度ひねった形となっている。1階部分は南北方向に細長いフロアが、最上階では東西方向となっており、建物周辺の見る位置によって実に多様な表情を見せる。

【建物に近づくにつれ外観に圧倒される】

各階は中央コア部分を挟んで2戸のみで、1戸当たり約1000平方㍍の広さを誇る。中央コア部分には多機能エレベーターがあり、乗用車を各戸の玄関先まで横付け可能だ。

ちなみに気になる価格は、内装費別のスケルトン状態で、1戸当たり60-80億円。誰が住んでいるのか気になるが、郵便受けなどは有人ゲートの中にあるようで、見ることはできなかった。シャープを買収した鴻海の創業者・郭台銘(テリー・ゴウ)氏が2戸(フロア)買いしたなどいう報道も出ている。

いずれにしろ、想像をはるかに上回るインパクトを放つデザインの「陶朱隠園」。観光ガイドブックには載っていないが、台北101からも徒歩圏の好立地にあり、台北を訪問時に立ち寄って絶対に損しないお薦めのスポットだ。

【各階は4・5度ずつ回転している】

【陶朱隠園の概要】

発注者:中華工程股份有限公司(BES)

基本設計:ヴィンセント・カレボー

意匠設計:元宏聯合建築師事務所(LKP)

構造設計:傑聯國際工程顧問有限公司 (KLC)

施工会社:華熊營造股份有限公司(熊谷組の台湾現地法人)

規模:S一部RC・SRC造地下4階地上21階建て延べ4万2774平方㍍(基礎免震構造)

用途:分譲マンション

住戸数:40戸

建設地:台湾省台北市信義區松高路68號の敷地面積8160平方㍍

工期:2013年8月1日~17年9月30日

【見る位置に寄ってさまざまな表情を見せる】

【エントランスもひねりが効いている】

【陶朱隠園と台北101】